上司からのパワハラの悩み、過去の偉人に聞いてみませんか?①

アルフレッド・アドラー 未分類

その悩み、過去の偉人に聞いてみませんか?

もしかすると過去の偉人・哲学者がその悩みの答えを持っているかもしれません。

上司からのパワハラで悩んでいるのであれば、下記の偉人達の言葉を聞いてみませんか?

勇気の心理学者 アルフレッド・アドラー(1870年~1937年)はオーストリアの心理学者で、個人心理学を提唱し、人間の社会的関係や自尊心の重要性を説いた人物。

他人の課題に介入しない

まず、あなたが覚えておくべきことは、他人の課題に介入してはいけないということです。上司の行動は彼自身の課題です。それを変えることはできませんが、あなたがどう反応するかは、あなた自身の課題です。

自分の「目的」を見つめる

自分の目的をはっきりさせましょう。あなたがこの状況で何を望んでいるのか、何を達成したいのかを明確にしましょう。今の状況にどう対処するかを決める際に、その目的が大切です。

勇気をもつ

このような困難な状況でも、あなたには勇気があります。困難に直面したとしても、それに対処する力を自分が持っていることを信じるのです。これは非常に重要です。なぜなら、あなたには選択する力があるからです。

共同体感覚

孤立することは避けましょう。人は他者との協力やつながりの中で生きていく存在です。信頼できる同僚や友人に相談し、サポートを受けることは、状況を乗り越える助けになります。『共同体感覚』を大切にしてください。

自分の価値を再認識する

重要なことは、自分の価値を再認識することです。どんな状況であっても、あなたの価値は変わりません。上司の振る舞いは、あなた自身の価値と関係ありません。それはあくまで上司の問題です。

行動を変えることで状況を変える

そして、あなた自身の行動を変えることで、状況そのものが変わる可能性があります。例えば、上司に対して違う対応をしてみる、必要に応じて他の選択肢を探る、こうした行動の変化が新しい結果をもたらすことがあるのです。行動を変えることで、環境が変わります。

哲人皇帝 マルクス・アウレリウス・アントニヌス(121年–180年)

古代ローマの哲人皇帝であり、ストア派哲学の代表的な思想家である。皇帝(五賢帝)としてローマ帝国を安定させる一方で、『自省録』を著し、自己制御や理性、他者への共感を重んじた。外敵との戦争や内政の混乱が続く中でも、個人としての倫理と精神的平穏を追求した人物。

苦痛の原因は何か?

外部の出来事は私を傷つけることはない。私がその出来事についてどのように判断するかが重要であり、私の判断が苦痛をもたらす。

自分の役割に忠実であること

自分の役割を果たそう。他者がどのように行動するかではなく、自分がどのように行動するかを気にしよう。

怒りは理にかなっているか?

怒りを抱いたとして、それが私に何をもたらすか?それは自分や他者に何の利益ももたらさない。ただ理性の声に耳を傾け、冷静に対応することこそが重要である。

自分の反応を選ぶことができる

上司の行為がどうであれ、それが私の魂を汚すことはできない。私たちは常に、自分がどう反応するかを選ぶ力を持っている。

怒りは自分にとって有害である

怒りは短時間の狂気である。自分を狂わせずにいられるならば、その感情を手放し、理性に従って行動しよう。

上司がパワハラする背景について

他者が何をしているか、それがどのような影響を与えるかについて怒るのではなく、彼らがなぜそのように行動するのかを理解することに努めるのだ。

上司もまた人間であり、不完全であることを理解する

他者が間違って行動しているのであれば、それは彼らが知らずに行っていることである。私たちは、彼らの無知を責めるのではなく、そうではないことを教え示してやるべきだ。怒ることなく。

孔子(紀元前551年-紀元前479年)は中国春秋時代の思想家で、仁と礼を重んじる儒教を説き、後世の道徳や教育に大きな影響を与えた。

「人を許し、己を立つべし」

 君子たる者、他人の過ちに囚われるより、自らを省みることを重んじる。上司の無礼に苛立つ気持ちはわかるが、それに囚われると心が乱れてしまう。まずはその感情を静め、心を広く保つことで、己の品格を守りなさい。

「仕事を道と心得よ」

 仕事とはただ上司や他人のためにするものではなく、君自身が徳を磨き、自己を成すための道である。理不尽に耐えることが徳を積むことにつながるのならば、君の心を鍛え、その道を歩む機会と考えなさい。道を歩み続ければ、やがて周囲も君の徳に気づくだろう。

「知を求め、時に備えよ」

 困難な状況においても、学び続け、知恵を養いなさい。知を得ることで、いつか来る好機を逃さず、自らを高めることができる。辛い時こそ、目先の悩みにとらわれず、自己を鍛え、知恵を深めることを忘れぬように。

「自らの心を律し、平常心を保て」

 心が乱れると判断も曇り、苦しみも増す。どのような状況でも平常心を保つことが君子の道である。日々の心を整え、自分を冷静に見つめることで、周囲の圧力に左右されぬ強さを得るのだ。

「小さな善行を積み重ねよ」

 偉業は一日では成し遂げられない。毎日、小さな善行を重ねることで、周囲からの信頼も育まれる。上司からの評価に左右されず、誠実さをもって目の前の事を全うすれば、やがて大きな実を結ぶであろう。

カール・ヒルティ(1833–1909)は、スイスの法律家・哲学者であり、職業倫理や道徳を説き「ヨーロッパの良心」と称された。三大「幸福論」著者の一人。

「まず、己の心の誠実を失ってはならない」
 私よ、他人の悪意や攻撃に触れても、心の中にある善と誠実さを絶対に見失ってはいけない。他人がどうあれ、我が魂は自分のもの。人としての尊厳を守り、何があっても、常に良き道を目指そう。

「何事も、自分の信念と正義に基づいて行動する」
 理不尽な扱いを受けようとも、それに振り回されるのではなく、自分が信じる正しさで道を選び取るべきだ。正しいと思うことを基準に判断し、他者がどう思おうと、自分が納得できる形で行動しよう。ここが試される時だ。

「真に価値ある仕事を見極め、仕事の意義を忘れるな」
 仕事とは、単に生活のための手段ではない。人としての成長や社会への貢献という目的がある。たとえ上司が不当な扱いをしたとしても、その一時的な状況で自分の本分を見失ってはならない。本来の仕事の意義を心に留め、誠実に向き合おう。

「信頼できる者には、助けを求めよ」
 どんなに強くあろうとしても、一人で全てを背負う必要はない。助けが必要ならば、家族や友人、信頼できる同僚に話し、苦境を分かち合うのも賢明な選択だ。孤立するよりも、互いに支え合うことで心の安定が得られる。

「健康を大切に、決して無理をしてはならない」
 どんなに理想に燃えても、身体を壊しては元も子もない。己の健康を第一に考え、心身が悲鳴を上げるならば、それを無視することなく、自分をいたわるべきだ。強くあろうとする中にも、休むべき時には休む、それが長い道のりを歩むための知恵だ。

いかがでしたでしょうか?

この中の言葉で、ひとつでも皆さんの助けになることがあれば幸いです。

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